「未来に人間はいらなくなるの?」とチャッピーに聞いてみた

「未来に、人間はいらなくなるの?」チャッピーに聞いてみた
私は整理収納の暮らしに関する仕事柄、モノの「必要・不必要」について考えます。
必要なモノを残して、
今の自分には必要ではなくなったモノを手放して、
その人の「今の暮らし」が少しでも心地よくなるように。
そんなお手伝いをしています。
なので日頃から、
「これは本当に必要?」
「これは、今の私に合っている?」
そんなふうに考えることが多いのです。
最近、AIの進化が本当に目まぐるしいですね。
少し前まで「こんなことまでできるの?」と驚いていたことが、あっという間に当たり前になっていく。
文章を書いたり、調べものをしたり、アイデアを出したり。
私自身も、AIの「チャッピー」によく色々質問します。
(ChatGPTのことを、私は「チャッピー」と呼んでいます)
便利だなぁ。すごいなぁ。
そう思う一方で、その進化の速さを見ていると、ときどき少し怖くなることもあります。
ある日、ふと思いました。
これだけAIがいろいろなことをできるようになったら、未来に人間はいらなくなるの?
整理収納では、
今の暮らしに必要なモノを残して、
必要ではないモノを取り除いていきます。
では、もしAIが人間より速く、正確に、いろいろなことができるようになったら。
「人間」は、必要な存在として残るのでしょうか。
そんな、ちょっと怖いことをチャッピーに聞いてみました。
「これからの世界はどうなると思う?
未来は、人間は必要ないと考えているの?」
するとチャッピーは、
「人間が必要なくなる未来にはならないと思う」
と答えました。
AIやロボットが進歩すれば、人間がやらなくてもよくなることは、きっとこれからたくさん増えていく。
仕事も、運転も、計算も、文章を書くことも、モノをつくることも。
今、人間がしていることの中には、AIのほうが上手にできるようになることも、たくさんあるのでしょう。
でも、
「人間がやらなくていいことが増えること」と、
「人間そのものが必要なくなること」は違う。
そう言われました。
そして、チャッピーがこんなことを言ったんです。
AIは文章を考えたり、情報を整理したり、人間と話したりすることはできる。
でも、自分の人生を生きているわけではない。
夏の夕方を懐かしいと思ったり、
誰かに会いたくなったり、
大切な人を想ったり、
失うことを怖いと思ったり。
「私は、あと何年生きられるんだろう」
そんなことを考えたりする存在ではない、と。
その言葉を読んでいたら、
なぜでしょう。今を生きている私たち「人間」について、とても深く考えさせられました。
私たちはいつの間にか、
仕事ができること。
誰かの役に立つこと。
何かを生み出すこと。
そんなことと、自分の価値を結びつけてしまっているのかもしれません。
だから、人間よりAIのほうがいろいろなことを上手にできる未来を想像すると、
「じゃあ、人間は必要ないの?」
と思ってしまう。
でも、本当はそうじゃない。
誰かと一緒にご飯を食べて、
「おいしい」と思うこと。
くだらないことで笑うこと。
季節が変わったことに気づくこと。
子どもの成長を嬉しく思うこと。
大切な人のことを心配すること。
好きな場所へ出かけること。
何でもない一日に、「幸せだなぁ」と思うこと。

それらは「生産性」で測ったら、たいしたことではないのかもしれません。
でも、
もしかしたら、そういうことこそが
人間が生きるということなのかもしれない。
暮らしに「必要なモノを選ぶ」ことも大切ですが、
でも、“必要”って、単に役に立つという意味ではないんですよね。
使っていなくても、見ると嬉しくなるモノ。
思い出が詰まっているモノ。
持っているだけで安心するモノ。
誰かとの時間を思い出させてくれるモノ。
効率だけでは、その人にとって必要かどうかは決められません。
それって、人間も同じなのかもしれない。
「何ができるか」だけで、
人の価値は決められない。
チャッピーと話しながら、こんなことを思いました。
これから来るのは、
「人間が不要になる時代」ではなく、
「人間は何のために生きるのかを、改めて考える時代」なのかもしれない。
AIがもっともっと進化した未来。
今より働かなくてもよくなって、
面倒なことをAIやロボットがやってくれるようになったら。
私たちは、その時間で何をするのでしょう。
家族と過ごすのかな。
友達とおしゃべりするのかな。
旅をするのかな。
好きなものをつくるのかな。
誰かを助けるのかな。
それとも、何もしないで窓の外を眺めるのかな。
それでいいのかもしれません。
人間は、役に立つためだけに生まれてきたわけではない。
ほんの小さな些細なことでも、
食べておいしいと思った幸せ、かけっこが早くなった幸せ、
誰かの笑顔をみれた幸せ、推しがいる幸せ、
ダイエットが成功した時の幸せ、仕事の後のお酒が美味しい幸せ、
人によって、幸せはそれぞれ違うかもしれませんが、
そんな当たり前のことを、
人間ではないAIとの会話から、
私は教えてもらったような気がしました。
モノの「必要・不必要」を考えることを仕事にしている私が、
まさか、
「これからの未来、人間は、必要? 必要ない?」
なんて考える日が来るとは思いませんでした。
未来がどうなるのか、私にはわかりません。
AIの進化に、まだ少し怖さもあります。
でも、
AIにできることが増えていくからこそ、
私たちはこれから、
「何ができるか」ではなく、
「どう生きたいのか」
を、もっと考えるようになるのかもしれません。
必要なモノを選びながら、自分にとって心地よい暮らしをつくっていくように。
これからは、
「私は、どんなふうに生きたい?」
そんなことを自分に問いながら生きていく時代になるのかもしれません。
AIがどこまで進化するのか。
これからの世界がどうなっていくのか。
同時に、AIに助けられて、人間としての幸せを感じる時間も増えるのではないかなと
「AI vs 人間」ではなく、「AIがいるからこそ、人間らしい時間をもっと大切にできる未来」。
そんな未来を、私は少し楽しみにしてみたいと思います。
